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【フランス・パリ】火災に遭う前、在りし日のノートルダム大聖堂を振り返る

2019年4月15日から16日にかけ、フランス・パリのノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生しました。

ノートルダム大聖堂といえば、世界的にも有名な、人類にとっての歴史的遺産です。

火は10時間以上にわたり燃え続けました。

最悪の事態である全焼こそ免れましたが、高さ90mの尖塔や屋根の大部分が崩壊してしまいました。

マクロン仏大統領は、5年以内の復興を掲げていますが、現地では、それに反発する動きもあるなど、未だに動揺は収まっていません。

 

Composite image of Notre-Dame cathedral before and after the fire

焼失前と後の比較。尖塔及び屋根の部分がごっそり失われているのが分かります。

(※画像はBBCより引用させてもらいました。)

 

とはいえ、10時間も燃えたことを考えると、この程度で済んだのは逆に幸運かもしれません。

パリの消防士たちのおかげでしょうね。

歴史的価値のある収蔵品等も、すぐに運び出され、その多くが無事で済んだそうです。

(被害の詳細は現在続報待ち。)

 

今回は、私が2016年に訪れたときの様子をご紹介したいと思います。

復旧を願いつつ、在りし日のノートルダム大聖堂の姿を改めて見てみましょう。

 

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セーヌ川です。

ノートルダム大聖堂(Notre-Dame de Paris)は、セーヌ川の中州・シテ島(Île de la Cité)に位置しています。

シテ島は、東京ディズニーランドの面積の半分にも満たない小さな島ですが、その歴史は古く、紀元前1世紀の時点で既にパリシイ族と呼ばれる民族が住んでいた記録が残されています。

パリ発祥の地とも称されています。

goo.gl

 

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そんな歴史ある小島を、てくてく歩いていきましょう。

 

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見えてきました、ノートルダム大聖堂です。

ローマ・カトリック教会の大聖堂で、「パリのセーヌ河岸」として1991年に世界遺産に登録されました。

ノートルダム(Notre-Dame)は、フランス語で「我らの貴婦人」を意味し、これは聖母マリアのことです。

 

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1163年に建設が始まり、1345年に完成しました。

ゴシック建築を代表する建物です。

正面には三つの門があり、左から順に「聖母マリアの門(Portal of the Virgin)」、「最後の審判の門(Portal of the Last Judgment)」、「聖アンナの門(Portal of St-Anne)」です。

なお、今見えている側は、火災による被害はほとんどありませんでした。

(冒頭の比較写真でも分かると思います。)

 

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三つの門のうち、中央の「最後の審判の門」です。

とにかく彫刻がものすごい。この写真では分かりづらいですが、真ん中にキリストがいます。

 

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見上げると、高さ69mの二つの塔が聳えています。

ちなみに、屋上には上ることができます(大人ひとり10€)。

屋上ではパリの眺望が楽しめるだけでなく、ガーゴイルなんかがいたり、ノートルダムの鐘があったり、上る価値はありです(と言いつつ、私は当時パスしてしまいましたが!!今考えるともったいない!!)。

 

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中に入ってみましょう。内部の見学は無料です(日本語オーディオガイド:5€)。

正面中央にある巨大なステンドグラスは、バラ窓です。直径13mにも及びます。

ノートルダム大聖堂には全部で3枚のバラ窓があります(直径はそれぞれ13m、13m、10m)。

キリスト教最高傑作とも称されるノートルダム大聖堂のバラ窓ですが、当時”寄り”の写真を一枚も撮っていませんでした(致命的なミス)。

花びらの一つひとつに聖人が緻密に描かれているそうなのですが……。この全景写真では分かりませんね。

(興味のある方は、ググっていただければ幸いです。)

 

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ちなみに、バラ窓は一応は無事との報道があります(細かい損傷は受けているかもしれませんが)。

また、大きなパイプオルガンも見所の一つなのですが、その写真も撮っていませんでした(これまた致命的ミス)。

※パイプオルガンも無事とのこと。

 

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また、ノートルダム大聖堂には宝物庫があり、そこでは数々の貴重な収蔵品を見ることができます(大人ひとり5€)。

※写真は宝物庫ではありません。

 

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とても聖なる雰囲気。教会はとても落ち着きますね。

時間帯によってはミサを見学することもできます。

天井にアーチ状の筋が付けられているのは、リブ・ヴォールト (Rib vault)と呼ばれる初期ゴシック建築特有の工法です。

 

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全景です。

写真中央の尖塔及びその下部の屋根のほとんどが崩壊してしまいました。

 

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セーヌ川越しに同じアングルで。850年もの間、パリの街を見守ってきました。

 

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ダメ押しでもう一枚。

またこの姿が見られる日が来ることを願います。

 

さて、在りし日のノートルダム大聖堂をご覧いただきました。

たった一度しか訪れたことのない私でもけっこうびっくりしたので、現地の人たちにとって、衝撃は凄まじかったでしょうね。

原因は色々と推察されているようですが、未だ特定には至っていません。

火災はいつでも発生しうるもの。文化財の保護にあたって、今後の教訓として欲しいですね。

なお、日本からも復旧に向けた支援金を送ることができるようです(あえてリンクは貼りません。調べたらすぐに出てくると思います)。

 

【アクセス】

・シテ(Cité)駅(地下鉄4号線)より徒歩5分

・サン=ミッシェル=ノートルダム(Saint-Michel Notre-Dame)駅(PER B,C線)より徒歩5分

・シャトレ(Châtelet)駅(地下鉄1,4,7,11,14号線)より徒歩8分

・シャトレ=レ・アル(Châtelet - Les Halles)駅(PER A,B,D線)より徒歩15分

ノートルダム大聖堂は、現在は休業中です(屋上も宝物庫も閉鎖)。復活の時を待ちましょう。

なお、シテ島には、サント・シャペル(Sainte chapelle:パリ最古のステンドグラスを持つゴシック建築の教会)やコンシェルジュリー(Conciergerie:マリー・アントワネットも収監されたパリの牢獄)など、ほかにも見所がたくさんあります。ノートルダム大聖堂には入れずとも、シテ島は訪れる価値ありです!

 

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